ブラックヘッドコーギーは希少カラー!?
Peach LilyのInstagramをご覧の方は在籍犬の中に、黒いコーギーちゃん(名前は「モルガちゃん」)がいることをご存知ではないでしょうか?
よく見る色のコーギーに混じって、1頭だけ黒い毛とお腹周りが白い子が元気よく走り回っているので、気になっている方も多いかと思います。
今回は、コーギーのカラーについての解説と、黒いコーギーが希少カラー!?である点を解説したいと思います。
まだ、Peach LilyのInstagramをご覧になられていない方は是非、当ブログをお読みになる前にチェック&フォローしてみてくださいね。
コーギーのカラーについて
血統書に記載されるコーギーのカラーは大きく4種類に分類されます。
ここにホワイトカラー(白班)があるので「&ホワイト」という血統書表記になります。
ブラック&タンについて
ブラック&タンは黒・白・タンカラーの3色から構成されるので「トライカラー」とも表現されることもあります。
ブラック&タンには頭の色に応じて、「レッドヘッド」と「ブラックヘッド」の2種類の呼び方があります。
色味 | 分類 | 特徴 | 出生割合(目安) | 当犬舎在籍 |
■□ | フォーン | 小鹿のような黄色味のある色合い、という意味になります。フォーン&ホワイトは、黄色がかったベージュカラーとホワイトの組み合わせからなるカラーです。 | 10% | |
■□ | レッド | 赤茶のベースカラーにホワイトのマーキングが入った毛色です。 | 70% | ○ |
■□ | セーブル | レッドカラーの先端が黒く染まった色味のことを差します。セーブル&ホワイトのコーギーの見た目は、レッド&ホワイトに薄っすらとした焦げ茶のシェーディングを施したようなカラーです。 | 10%以下 | |
■■□ | トライカラー ブラック&タン | ブラック、タン(茶色)、ホワイトの3色からなるカラーです。頭部の色合いにより「レッドヘッド」とも呼ばれることもあります。 | 10~20% | |
■□■ | ブラック、ホワイトを基調とし、一部タン(茶色)からなるカラーです。頭の色が黒いため、「ブラックヘッド」や「ブラックマスク」とも呼ばれることもあります。 | 10%以下 | ○ |
ブラックヘッドコーギーが生まれる確率は10%以下
コーギーの毛色は、両方の親の対立遺伝子をそれぞれ1個ずつ貰い、その組み合わせで決まります。

対立遺伝子が両親共に黒の場合だけ黒の毛色が出現します。
また、コーギーの黒い毛は頭と胴体に出現します。
また、コーギーの黒い毛は頭と胴体に出現します。

胴体は黒だけど頭が茶色いと「レッドヘッド」(3色なのでトライカラー)
頭まで黒いと「ブラックヘッド」ってことだね
頭まで黒いと「ブラックヘッド」ってことだね

正解!

「ブラックヘッド」のコーギーちゃんが生まれる確率はどれくらいかな?

例えば、両親ともに、ブラック&タンだった場合、背中に黒い毛が出現する確率は1/4(25%)

えっ!そんなに少ないんだ!

さらに、頭まで黒い毛になる可能性は、その中の1/4。
つまり、「ブラックヘッド」のコーギーちゃんが生まれる可能性は1/16(10%以下)なの。
つまり、「ブラックヘッド」のコーギーちゃんが生まれる可能性は1/16(10%以下)なの。

Pech Lilyの在籍犬のモルガちゃんって珍しいコーギーなんだね!
非常に珍しいブラックヘッドのコーギーですが、交配相手のコーギーちゃんの対立遺伝子次第で、両親に似た黒い毛の子が生まれることもあれば、よく見る茶色の毛の子が生まれることもあります。
交配相手の遺伝子次第で、いろいろな色の可能性が生まれるブラックヘッドのコーギーちゃんは単に珍しいだけでなく、犬舎のバリエーションを豊かにしてくれる貴重な存在です。
参考サイト(英文)
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