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【まとめ】ドッグショーについて

ドッグショーとは

ドッグショーというものは純粋犬種の見本展示会のようなもので、出陳犬が各犬種に定められた理想像(スタンダード)にどれほど近いかを審査する品評会です。出場する犬は、それぞれ最高のコンディションになるよう手入れをされており、まさに図鑑で見るような美しい犬がズラリと登場します。このような犬種を実際にナマで見られることも大きな魅力となっています。

ドッグショーの目的とは?

ドッグショーは、純粋犬種の保護、育成、発展、普及のために開催されています。

すべての犬種には、繁殖指針とするための『犬種標準』が定められており、犬種標準(スタンダードとも呼ばれる)という形で各犬種の理想像を文章で書き記されています。

ドッグショーでは、犬種ごとの理想像を定めたスタンダード(犬種標準)を基準にして審査が行われています。

犬のどこを審査しているの?

審査ポイントは次の6点です。

  1. タイプ(犬種ごとの特色)
  2. クオリティー(犬質の充実度や洗練度)
  3. サウンドネス(精神的・肉体的な健全性)
  4. バランス(全体の調和)
  5. コンディション(健康状態、精神状態)
  6. キャラクター(魅力、マナー)

審査員はまず、個体審査(犬を前・横・後ろから見て、直接手で触って骨格、歯並び、毛質などのほか、歩かせて動きなどを確認)を行います。次に比較審査を行い、一番スタンダードに近いと思われる犬を最優秀犬に選びます。

実際には、審査員はスタンダード(犬種標準)に基づいて審査をしていますので、個々の犬同士を比べているのではありません。審査員の頭の中に刻まれた各犬種のスタンダードと照らし合わせて行われるため、まったく別の犬種同士でも審査が可能なのです。

スタンダード(犬種標準)とは?

一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)に登録された約201犬種が掲載された刊行物が以下のサイトから購入できます。

ドッグショーってどこでやっているの?

開催イベントの検索

JKCのサイト「イベントスケジュール」から調べることができます。

開催イベントの検索

JKCのサイト「イベントスケジュール」では具体的な開催場所がイメージしにくいので

ドッグショーが行われる主な会場をGoogle mapの公開リストにまとめました。

ご自宅から近いドッグショー会場を見つけたら、JKC「イベントスケジュール」で、お近くの会場で開催されるイベントを調べていただくと便利です。

Google Maps

Find local businesses, view maps and get driving directions …

開催イベントの詳細

JKCのサイト「イベントスケジュール」ではイベントの概要しか公開されていないため、次のサイトで詳細を確認することがお勧めです。

Facebookグループ「JKC DOGSHOW FAN」

Facebook

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ドッグショーを運営する事務局の方々が出陳者向けに、当日の日程表や犬種毎の出陳頭数を連絡されています。

最近であれば、コロナの影響で開催場所の変更なども当グループでタイムリーに行われているため、JKC「イベントスケジュール」よりも最新の情報が手に入ることもあります。

ご自身が見たい犬種が何頭出陳されているのか?何時ごろに身に行けば良いのか?等、疑問点が解消されるかと思いますので、是非ご参考にしてください。

ドッグショーをご見学される際のご注意

JKCサイトより引用

ドッグショーにはたくさんの人と犬たちが集まりますので、トラブルがないよう、守っていただきたいルールがあります。

見学する際のマナー
ドッグショーにおいては、出陳犬への接触はご遠慮ください。
特に、審査間近のハンドラーや犬に声をかけたり、触れたりすることは固くお断りいたします。出陳犬とそのハンドラーは、審査前にコンディションを整えて気持ちを高めていますので、静かに見守るようにお願いいたします。
他の来場者や他犬との接触・事故については充分に注意し、飼い主の責任において対処してください。主催者は一切責任を負いません。

写真・ビデオ撮影に関する注意
お客様が個人的に使用する限りにおいては、ショーの模様を写真やビデオで撮影することは可能ですが、主催者や出陳者、ハンドラーなどの許可なく商品あるいは報酬を目的として写真及びビデオ撮影することはできません (主催者は撮影機器または記録されたフィルム、データを没収する権限があります)。
とくに、犬の正面からストロボを使用して撮影することは厳禁です。審査中にカメラのストロボが光ると、犬によっては気をとられ、審査に支障をきたすことがあります。審査中のリング内に入っての撮影は一切禁止されております。また、リングの外側における撮影でも、特定の犬の写真を撮る際は、参加者や犬の飼い主などにひとこと「写真を撮らせてもらってもいいですか」とたずねるようにしてください。
また、撮影した写真や動画をフェイスブック、ブログ、ツイッター等のインターネットに掲載する際には、そこに写っている方や犬の所有者の了解をとるようにしてください。

JKCの注意書きとして具体的なことが記載されていますが、ドッグショー会場に参加されている人々・犬達は出陳に向けて全力を尽くされているプロであるということを念頭におき、観覧者は行動すべきだと思います。

リング(審査を受ける場所)で最高のパフォーマンスが出来るよう、直前までハンドラーさんは犬の集中力を高めている中で、「かわいいですね」「触らせてください」と家庭犬に接するかのごとく振る舞うことは、例えば、野球選手がバッターボックスに入る直前に「ファンです。サインをください」と言っているのと同じ位、相手にとって失礼にあたる行為だとイメージしていただければと思います。

また、ペット博などワンちゃん参加型のイベントではありません。観覧・応援に行く際は、出陳者の方々の妨げにならないよう、ワンちゃんはお家でお留守番させておくべきだと思います。(ご自身の愛犬がドッグショーを目指しショー会場に慣れさす事を目的にしている。オーナーハンドラー講習会に参加されるなど具体的な目的がある場合でも、リングサイドにご自身の愛犬を近づけることは得策ではないと思います。)

ドッグショーのルール(2022年4月以降)

2022年4月からJKCの展覧会システムが変わります。

展覧会区分・審査方式がFCI(国際畜犬連盟)の基準に沿った形に変更されるイメージです。

審査方式については、以下の動画解説がコンパクトに纏まっているので参考にしてください。

まとめ

ドッグショーが開催される意義を理解し、各犬種に定められたスタンダードに沿った美しい犬を観ることはとても愉しいことです。

どのブリーダーの方が作られた犬が好みであるか等、ご自身の理想の犬を理解するのに役立つと思います。

また、ドッグショー会場で活躍されるハンドラー、トリマーの方々のプロのお仕事を間近に感じることは、愛犬に対する接し方を考える上で大変勉強になると思います。

是非、皆さんもドッグショー会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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