エリザベス女王の愛犬として有名
「コーギー」とは原産地であるイギリス・ウェールズ州のウェールズ語で「犬」という意味で、長く牧羊犬として活躍してきました。
ウェルシュ・コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ガーディアン」と「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」の2種類があり、容貌もよく似ていますが祖先は全く別の犬種で、イギリスのケネルクラブでも別の犬種として扱われています。
1936年、当時の国王だったジョージ6世がペンブロークを王女にプレゼントしたことをきっかけに世界的にも有名になりました。
エリザベス女王は幼少の頃からコーギーを飼育しており、その飼育歴は80年以上にもなるといわれています。
日本ではコーギーといえば、ほとんどがウェルシュ・コーギー・ペンブローク。
略してコーギーともウェルシュ・コーギーとも呼ばれています。
コーギーの種類(ペンブロークとカーディガン)コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類の犬種がいます。犬種名の由来コーギー・ペンブローク[caption[…]
サイズ
体重はオス10〜12kg、メス9〜11kgが理想とされています
体高は約25〜30cm。日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、体重を「オス10〜12kg、メス9〜11kg」としています。体高の規定はありません。
被毛
被毛は直毛で硬く、粗いのが特徴。毛色は白と茶色のミックスが一般的です。
ショー・ドッグとして認められているのは4種類。
ホワイトが混じってもよいとされていますが、ホワイトが多いと失格となります。
- レッド(赤茶)
- セーブル(茶色の毛で毛先が黒)
- フォーン(薄茶)
- ブラック&タン(茶色)
お手入れ
こまめなブラッシングで抜け毛をケアする必要があります
コーギーは下毛のあるダブルコートなので抜け毛が多く、換毛期には特に抜け毛が多くなりますので、こまめにブラッシングして抜け毛を取り除いてあげましょう。
コーギーの毛は毛玉になったり絡んだりしにくいので、ブラッシング自体は比較的簡単です。
寿命
寿命は12〜14歳
コーギーの平均寿命は12〜14歳とされており、平均的な寿命ですが最近は寿命が延びる傾向にあります。
性格
朗らかな性格で頭もよく、好奇心も旺盛です
従順なのでしつけもしやすい犬種ですが、もともと牧羊犬で吠えて牛や羊などの家畜を追い立てていたこともあり、吠え癖がつきやすいので注意が必要です
また、かつては牛のかかとを軽くかんで家畜を追っていたことから、かみ癖にも注意が必要です
「できたら褒める・できないときは反応しない」しつけ法で、根気よくやっていいこと・悪いことを教えていく必要があります