コーギーの種類(ペンブロークとカーディガン)
コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類の犬種がいます。
犬種名の由来
コーギー・ペンブローク
コーギー・ペンブロークの犬種名の由来は、ウェールズのペンブロークシャーにいたことから付けられています。
ペンブロークは、この地で牧羊犬として活躍していました。
賢く、飼い主や牛の動きを見て行動し、大きな声で吠え異常を知らせることもあったようです。
ペンブロークの歴史は、1101年にチャネル諸島の職人が連れてきた犬だと言われています。
祖先犬は、北欧のスウェーディッシュ・ヴァルファントという胴長短足の犬でバイキングが連れ、チャネル諸島にたびたび訪れていたようです。
スピッツ などの犬種と交配していましたが、ヘンリー2世のペットとなることでブリーダーにより改良・繁殖が行われました。
コーギー・カーディガン
コーギー・カーディガンの犬種名の由来は、ウェールズのカーディガンシャーにいたことから付けられています。
昔はペンブロークと同じ品種だと認識され、交配されたこともあるようです。
ペンブロークもカーディガンも、住んでいた土地の名前から犬種名が名付けられています。
カーディガンの歴史は、紀元前1200年ごろで、中央アジアのケルト人がイギリスに渡ったときに、一緒に連れてきた犬だと言われています。
祖先犬は、ミニチュアダックスフンドと同じドイツやオーストラリアの山岳地帯にいた犬という説もあります。
1933年にジョージ3世が飼育したことにより、カーディガンがたくさんの人に知られることになりました。
1943年にイギリスのケネルクラブで「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」として犬種登録されるまでは、ペンブロークと同じ犬種だと考えられていました。
体の大きさや毛色、尻尾がないことから、別の犬種として登録することとなりました。
ペンブロークとカーディガンの違いは?
体格は、ペンブロークよりカーディガンの方が体が大きめでがっしりとしています。さらに胴が少し長めで耳の付き位置が低めな子が多いです。
平均体重はペンブロークが11~14kg、カーディガンが11~17kgですので、カーディガンの方が少し大きめというのが犬種を見極めるポイントの一つです。