発情サイクル
雌犬の性周期は4つの周期に分けられます
- 発情前期
- 発情期
- 発情休止期
- 無発情期
発情前期
3〜6ヶ月続いたあ長い無発情期から、発情期に移行するまでの期間です。
陰部からの発情出血から始まり、雌犬に交配を許容するまでの約8日間です。卵巣では卵胞ホルモンの分泌が増加して排卵の準備を始めています。
この時期の後半からは、膣分泌物の中に含まれる性フェロモンの独特なにおいが、人間にもわかるようになるでしょう。
発情期
雄犬に後尾を許すようになってからが、発情期です。
雄犬の許容を開始してから3日目に排卵が起こります。
排卵の2日前と排卵後の5日間が受精可能です。
ただし、発情出血開始から排卵までの日数には個体差があるので、科学的な検査などを行い、発情期を判断します。
発情休止期
雄犬を許容しなくなってから、約2ヶ月間です。
交配後18〜24日で受精卵が着床するので、妊娠していれば、胎児の発育などにおいて大切な時期になります
妊娠していなくても、偽妊娠が起こることもあります。
排卵日に交配して着床していれば、この時期の後半にあたる排卵日から64日目頃に出産となり、約40日間の授乳期間が続きます。
無発情期
黄体機能が消失してから次の発情期までに3〜8ヶ月です。
卵巣には卵胞も黄体もなく、休止している状態が続きます。