雌犬における最初の発情が見られる時期は、個体差はありますが生後7〜12ヶ月頃です。その後、6〜12ヶ月毎に発情期が訪れますが、最初の発情期では交配は避けた方がいいでしょう。
ジャパンケネルクラブ(JKC)では、雌・雄ともに生後9ヶ月1日以上でなければならないと設定しています。どちらかの年齢が9ヶ月1日未満であった場合は、血統書が発行されません。
雌犬の初めての交配は、2回目以降の発情が最適です。大型犬では、体格がしっかり出来てきた2歳以降が最適です。
雌犬は人間と異なり、寿命がくるまで卵巣の機能が働き続けるので閉経はありません。けれども、高齢になると産道が開きにくくなり難産になるリスクや、奇形胎児が産まれるリスクが高まります。
交配に関する制限は、2019年6月19日に改正法が公布され、周知徹底期間をへて、2020年6月1日から、新しい動物愛護法が施行されています。
改正動物愛護法に関する詳しい解説は、別の投稿で解説したいと思います。