【解説】ドッグショールール改正

2022年4月1以降のドッグショー　ルール改正の解説

2022年4月よりJKCのドッグショーのルールが改正されました。

これまでは日本独自のルールでしたが、ＦＣＩ(国際畜犬連盟)のルールに準じたものに改正されています。

JKCのホームページで多くの情報が発信されていますが、旧ルールに馴染みにある方向けの発信のため

今回はシンプルに新ルールだけを記載した形でまとめています。

展覧会システムの改正について　解説(3)　(2022年4月～) ｜ 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

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クラス区分

チャンピオン資格犬であっても年齢クラスに出陳することが可能となります。

・ベビー　４カ月１日～６カ月

・パピー　６カ月１日～９カ月

・ジュニア　９カ月１日～18カ月

・インターミディエイト　15カ月１日～24カ月

・オープン　15カ月１日～

・ワーキング　15カ月１日～

・チャンピオン　15カ月１日～
開催日前日に15カ月１日以上で、出陳申し込み時に「チャンピオン登録証明書」がお手元に届いている必要があります。
・ベテラン　８歳１日～

クラス区分（参考例1)

1歳半までの出陳犬は、ジュニアチャンピオン、チャンピオンどちらを目指すかで
大きく２パターンのルートがあります。

1歳半までの出陳犬でチャンピオンを無事獲得できた場合、
1:ジュニアチャンピオンも獲得することを目指すか
2:インターチャンピオンを目指すか
２つのルートがあります

クラス区分（参考例3)

1歳半を過ぎた出陳犬でチャンピオンのタイトルを保有している場合でも、インターミディエイト・オープンクラスでの出陳も可能です

クラス区分（参考例4)

ジュニアチャンピオンを保有しても「チャンピオンクラス」への出陳資格はありません。
インターミディエイト・オープンクラスへ出陳し、チャンピオンの獲得を目指す必要があります。

クラス区分（参考例5)

8歳を超えると、ベテランチャンピオンを目指す事も可能です！

チャンピオンクラスへの出陳について

出陳申し込み時に必ず「チャンピオン証明書の写し」を添付することをお忘れなく！

展覧会種別審査進行表

まず初めに、ベビー・パピーのマッチショーが行われます。
改正前のルールをご存知の方は、こちらは特に改正なしとお考えください。

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ここから大きく変わります！

犬種ごと（ブリード戦）に審査が進行します。
従来は性別ごとの評価を実施（オスメスが当たるのは最終のベストインショーの時のみ）していましたが
新ルールでは、BOB戦の段階でオスメスが当たることになります。

各チャンピオンになるために必要なカード(CAC)がもらえるタイミングは
各クラス（オス・メスそれぞれ）で１席かつエクセレント評価を得た場合に獲得できます。
従来と異なり、１頭での出陳であってもエクセレント評価を得れば、カード獲得となります。

全く新しいルールが登場します！

各犬種の選出犬より、グループ代表犬を選出します。
従来のグループ戦に相当しますが、選出犬はオスメスが混同している点が変更となります。

こちら、わかりにくいですが、ベストインショー(BIS)を決める前に
ベストベビー/パピー、ベストジュニア、ベストベテランを決める審査が行われるとご理解ください。

ショーの１番を決めるベストインショー(BIS)
各グループの代表犬が争う点は従来から変わりませんが、代表犬はオスメス混同となります。

チャンピオン規程

新しくできた、ジュニアチャンピオンとベテランチャンピオン
どちらもチャンピオンクラスへの出陳資格にはならないんだね！

チャンピオンは必要なカードの名称がCCからCACに変わりましたが必要枚数の変更はありません。
チャンピオン登録に必要なM.CAC(CAC)の有効期限（４年）が廃止となります。

インターチャンピオンについては、下記改正にて詳細が記載されていますのでご確認ください。

チャンピオン規程の改正について ｜ 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

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席次・評価

新ルールでは、すべての大会で席次だけでなく、「評価」が行われます。

新ルールでは、固体審査で、下記区分の「評価」を行います。
エクセレント評価を得た出陳犬から席次を決定します（エクセレント評価犬が少ない場合は、ベリーグッド評価犬も席次を得る機会がありますが、その場合には必ず、エクセレント評価犬以降の席次となります）